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タイ汚水処理プロジェクト、住民が座り込み

メコン河開発メールサービス 2001年8月19日


アジア開発銀行と日本のODAで融資して地元が激しく反対しているタイのサムットプラカン汚水処理プロジェクトについてです。アジア開発銀行が住民たちの訴えに基づいて初めて「独立審査委員会」(インスペクションパネル)の設置を決めました。独立委員3人が、本プロジェクトがアジア開発銀行の政策や手続きに従っていたかを審査し勧告をするというものです。現在、審査の仕様書をめぐって、住民とアジア開発銀行の間でやり取りが行なわれています。

その一方で、地元では、タイの他地域の住民運動リーダーを招いて相互の経験交流をしたり、タクシン首相の現地訪問を求めたりしています。以下、タイ字紙カオソット(8月13日付)をメコン・ウォッチの木口由香(タイ)が抄訳しました。


11日9時30から、住民リーダのダワンさんに率いられたクロンダン区とサメーカオ区(チャチュンサオ県)の住民、約300人がスクムビット通り56KM地区にある汚水処理場工事(注:送水管工事)現場を材木で囲い、工事を阻止している。

住民は、クロンダンとサメーカオを農業・水産業のための保全地区にすること、スクムビット通り38KMから59KMの間の汚水処理場の工事を即刻中止すること、をプラカードなどに掲げている。

ダワンさんは、今回の行動はクロンダン区に汚水の送水管を引かせないためのものだ、という。また、プロジェクトのスタッフが、このキャンプ(座り込み現場)を撤去したら、それは住民を侮辱したことになる、と語った。

また、ダワンさんはタクシン首相がプロジェクトを承認する前に現地を訪問し、クロンダン周辺の豊かな漁場をその目で確認すべきだ、と訴えている。

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