ホーム > イベント >【ウェビナー】ミャンマー情勢〜軍政容認に抗うタイ市民社会 (2026.9.19)
2026年9月19日(土)13:30-15::00
タイ政府は、ミャンマーでの見せかけの選挙後の体制を受け入れる動きを見せています。
タイとミャンマーは、長年、国境地帯に麻薬の密輸問題を抱え、近年ではミャンマー側に増加する特殊詐欺拠点についても世界から注目を集めています。2021年のミャンマー軍によるクーデター以降、国境地帯での戦闘の激化で避難民が増加し、クーデターで破綻寸前の経済状況により合法・非合法の大量の労働者の流入も起きるなど、問題はさらに複雑化しています。さらにここ数年、ミャンマー側にあるレアアースや金の採掘場から排出される重金属が、タイの河川を汚染していたことも発覚しています。
タイ政府は、状況を打開するためとして、2021年のクーデターを主導し、見せかけの選挙を経て「大統領」に就任したミンアウンフライン前軍総司令官を8月にタイへ公式に招待しました。このようなタイ政府の対応は、11月に予定されているASEANサミットにおいて、ミャンマー軍政の会議への正式参加の道を開くのではないかと、民主化を求める市民社会から懸念されています。また、ASEAN構成国のタイ政府のこの決定は、今後の日本政府の対ミャンマー政策にも影響する可能性が高いものです。
一方、今回の訪問にはタイの市民から多くの批判が寄せられています。日本ではあまり語られていませんが、ミャンマーのクーデターにより、タイの市民もさまざまな影響を受けているのです。
本ウェビナーでは、タイ政府の決断の背景、タイ側の市民が抱える問題、今回の訪問への懸念についてタイの2名のスピーカーの報告を受け、ミャンマーの問題が一国にとどまらないことに理解を深め、今後の取り組みについて考えます。