ホーム > イベント >#ミャンマー軍の資金源を断て ウェビナー「 過ちを繰り返さないために–ミャンマーの見せかけの「選挙」のリスクとは」 (2025.12.15)
2025年12月15日(月)19:00-20:30
2021年の軍によるクーデター以降、ミャンマーでは軍による市民への暴力が続き、今も軍の空爆による被害が毎日のように伝えられています。
ミャンマー軍政は、7月末に緊急事態宣言を解除したとし、クーデター以降に自ら作りあげた国家統治評議会(SAC)を国家安全保障平和評議会(SSPC)に変更しました。これらは、12月28日と来年1月11日、そして日程未定の三回に分けて行われる「選挙」に向けた手続きの一環でした。また、ミャンマー軍政は、11月末に政治囚およそ3千人に「恩赦」を出し、拘束を免れている約5千人の起訴を取り下げると発表していますが、ミャンマーの民主化を求めてきた人々にとって、既視感のある出来事です。
11月6日開催のセミナー「ミャンマー軍の見せかけの「選挙」と人びとの求める真の連邦制民主主義」で、民主活動家のキンオーンマーさん(プログレッシブ・ボイス会長)がお話したように、今回の「選挙」と称するものは、ミャンマー軍の自らの正当性確保のための動きでしかありません。
このセミナー開催に際し、プログレッシブ・ボイスはブリーファー「ミャンマー軍政が計画する見せかけの選挙に関する最近の動き(2025年11月3日)」を作成しました。ブリーファーは、今回の「選挙」の問題点を網羅的に紹介しています。
また、1991年設立のミャンマーの民主化運動支援団体である、英国ビルマ・キャンペーンも、7月にブリーファー「ビルマ軍の「選挙」 新たな日程、新たな危険、以前と同じ見せかけ」を発行しています。こちらは、2010年に軍事政権下で行われた問題含みの選挙が、どのように国際的に正当化されていったかを紹介しています。
今回のウェビナーでは、メコン・ウォッチから、この2本のブリーファー内容を紹介し、ミャンマー軍によるこの「選挙」の試みが、ミャンマーの人々の民主化運動にとってどのようなリスクをかかえているかをお伝えします。是非、ご参加ください。