メコン・ウォッチの松本です。
すでにこのメールニュースで報じているように、メコン河(中国名:瀾滄江=ら
んそうこう)本流に、中国は巨大な小湾ダムの建設を始めています。堤体の高さ
292メートル、発電能力は4200メガワットで、中国では三峡ダムに次ぐ規模です。
このダムによって、下流の生態系に大きな影響が出ることが懸念されています。
今年初めに着工され、事業資金は中国国内で調達する予定でした。以下は、事業
費の30パーセント余りを、三峡ダムと同様に中国開発銀行が融資することを決め
たというニュースです。
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小湾ダムの全ての投資資金が固まる
China Water Resources Post
2002年11月7日
「雲南瀾滄江水力発電開発会社」と中国開発銀行昆明支店は、小湾水力発電所の
ための融資合意に署名した。
合意書によると、中国開発銀行は小湾ダムのために150億元(約2170億円、うち
準備作業に10億元)を融資する予定だ。中国開発銀行からのこの融資額は、三峡
ダムに次いで2番目の規模である。
(なお、小湾ダムの総事業費は496億元=約7030億円である)
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