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Date:  Sat, 09 Nov 2002 20:08:11 +0900
From:  Satoru Matsumoto <satoru-m@msi.biglobe.ne.jp>
Subject:  [MekongWatch]中国本流ダム>中国開発銀行が3割を融資
To:  news@mekongwatch.org
Message-Id:  <20021109194836.F66B.SATORU-M@msi.biglobe.ne.jp>
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メコン・ウォッチの松本です。

すでにこのメールニュースで報じているように、メコン河(中国名:瀾滄江=ら
んそうこう)本流に、中国は巨大な小湾ダムの建設を始めています。堤体の高さ
292メートル、発電能力は4200メガワットで、中国では三峡ダムに次ぐ規模です。

このダムによって、下流の生態系に大きな影響が出ることが懸念されています。

今年初めに着工され、事業資金は中国国内で調達する予定でした。以下は、事業
費の30パーセント余りを、三峡ダムと同様に中国開発銀行が融資することを決め
たというニュースです。

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小湾ダムの全ての投資資金が固まる
China Water Resources Post
2002年11月7日

「雲南瀾滄江水力発電開発会社」と中国開発銀行昆明支店は、小湾水力発電所の
ための融資合意に署名した。

合意書によると、中国開発銀行は小湾ダムのために150億元(約2170億円、うち
準備作業に10億元)を融資する予定だ。中国開発銀行からのこの融資額は、三峡
ダムに次いで2番目の規模である。

(なお、小湾ダムの総事業費は496億元=約7030億円である)

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